ザ・ノンフィクション・出稼ぎ家政婦20年

「ザ・ノンフィクション・出稼ぎ家政婦20年」を観た。


前回のぶっ飛び漂流家族竹下家のネタがまた続くのでは?!という淡い期待もあり、日曜日の昼下がりにテレビをチェック。残念ながら、漂流家族竹下家は先週で完結してしまったようだ。母ちゃんが戻ってくる、という辺りの話も観たかった。例え、題名に偽り有りのフィクションであっても。


で、今回はどんなネタかというと。↓こんな話。


「一家が離散したため、東北のある町から出稼ぎの家政婦として上京した女性の涙と苦難の人生物語。一流商社に職を得た息子は職を失い、本人がこの間で得たものは…」


家族離れ離れになってしまったけど、故郷でもう一度みんなで一緒に暮らしたいと願うお母さんの話、というところか。前回が前回だったので、相当構えて観ていたのですが、このお母さんがものすごい頑張っているようだったので、安堵した半面、話が進むにつれ段々と気の毒にもなり。。息子が心配で仕方ない様子なんだけど、果たして息子はそれが分かっているのかどうなのか?


問題の彼は、早大卒業後、上場企業に入社。(自分の力で母親に楽をさせてやりたいと願い)飲食の道で独立することを志し、8年勤めたこの会社を退社。まずは、大手居酒屋チェーンで下積みを!というところだったのだろうけど、その後いくつか職を転々と。。どうも雲行きが怪しいと思ったら、不況のあおりを受けて、部長として頑張っていた会社が倒産。


その間、東京は世田谷の「山本サービス」という家政婦紹介所で頑張っていたお母さん。山本サービスの寮は、ひと部屋で6人住まいだとか。60歳も過ぎたお母さんをここに住まわせて、なおかつ働かせなくてはいけないということ。息子としても心苦しく思うよなぁーとか思っていたら。なんとお母さんがコツコツと貯めたお金で、故郷の岩手に「家を購入した」というじゃないの。すげーお母さん!すげーよ。詳しくは忘れたけど、2000万円とかそんな額だった気がする。本当に、質素倹約に努めて無駄遣いなどしないで貯金していたんだろうねぇ。。


そんなこんなで、息子は故郷のその家に引っ越し。なんと、今度は「司法書士の勉強をする」そうだ。えー!!意気込みはすごいと思うけど、飲食はどうしたの??時代の流れ??でもお母さんは戻ってきてくれたことがうれしいらしく、それでいいそうな。(息子はそのうちまた出てゆくでしょうに)と思いつつも、母の純粋な想いがいじらしく思えたり。


でも、お母さんまた東京に帰っちゃうのよね。家政婦しに。で、息子をひとり家に残したまま。まだ働かないといけない状況なのかね?息子を助けるため、なのかな。それにしても、一緒に暮らして岩手で働けないものなのかなーと思ってみたり。家政婦一筋だったから、それしかないっていう考えなのかな。分からないけど。とりあえず、息子しっかりしろ!と思った今週の放送。


いやーそれにしても、ザ・ノンフィクションのシリーズは面白い。
個人的にはもっと観やすい時間帯にやってくれればうれしいのだが。


ザ・ノンフィクション・出稼ぎ家政婦20年
http://tv.yahoo.co.jp/program/140853/?date=20090621&stime=1345&ch=8220