成長の陰に過酷11時間労働、ヤマダ電機「ただ働き」問題

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000993-san-soci


 午前9時から午後8時まで、家電メーカー従業員はただ働き−。公正取引委員会は家電量販店最大手のヤマダ電機に排除措置命令を出し、「ただ働き」にメスを入れた。同社は「売上高3兆円企業を目指す」と拡大路線を一代で突き進んできた。家電メーカーより立場が強いといわれるようになった家電量販店の急成長の背景には、意外な落とし穴があった。

 公取委は昨年5月、ヤマダ電機に立ち入り検査を実施。「納入業者にただ働きを強いた」という違反事実だった。公取委は同社が取引先の従業員を店舗の新装オープンや改装オープンの際、商品の陳列や補充、自社製品以外の営業セールに動員している事実をつかんでいた。

 その実態は午前9時〜午後8時まで「ただ働き」という過酷なもの。納入業者は全部で約370社あったが、うち約250社がヤマダ電機の要請に応じた。

 派遣は同社本社のバイヤーらがメールやファクスで業者側に店舗名や日時を連絡して要求。新規開店は1店当たり約600人、改装オープンでは約300人が「ヘルパー」として働かされた。ただ働きに応じた業者には大手メーカーの従業員も含まれているという。


ヤマダは群馬(高崎)でコジマは栃木(宇都宮)か。
そしてケーズデンキは茨城(水戸)ね。
どうして北関東に家電量販店の雄が揃ってるのかね。

メーカーより立場が強い事を利用して、さんざっぱらタダ働きをさせるとは、
したたかというかやり方が汚いというか。
要請を拒否したらきっと、取引上不利になっちゃうんだろうね。

しかしそれにしても、公正取引委員会の立ち入り検査を受けても、
その行為自体をやめる事はなく、わずかばかりの日当でごまかして、
その後も続けるとは、、。悪質だな。

でも、その結果で消費者は安く商品が買えているんだよね。
そう考えるとちょっと複雑だ。