徳島の過疎町のおばあちゃんが年収1000万円越え

久しぶりのカンブリアネタ。
本当は先週の社会企業家ネタも書きたかったんだけど、
忙しさに押されて怠けてしまった。


今日のゲストは、「株式会社いろどり」代表取締役横石知二氏。
氏はもともと農協の職員に過ぎなかったそうなのだが、仕事がなく、
昼間から一升瓶を提げている町民、「早く補助金取ってこい」と他力本願な町民などを
目の当たりにして、「なんとかしないと」と一念発起した。


いろどりは、葉っぱ産業で年商2億6000万を稼ぐ。
葉っぱ産業の葉っぱは別に怪しいもんじゃなくて、料亭などで料理に添えられる、
「妻物」の事。もみじだったり、アジサイの花だったり、柿の葉やら山芋の葉、
とにかくなんでもお金になるそう。

中には年間で1000万近く稼ぐおばあちゃんもいるそうで、
これはもう単純にすげーなーと。
町内の生産者のもと(おばあちゃんち)にはパソコンがあって、
それが町内のイントラに接続されていて、前日の売り上げとか、
生産者内での順位とか、翌日の需要予測だとかが見れるようになってるんだが。


驚くのは、80歳超えたおばあちゃんがマウスをもってスムーズにそれを操作している事。
横石氏いわく、本当に「見たい情報」があれば、おばあちゃんも絶対それを見るんだとか。
だから、さほどIT教育のようなものはしていないそう。これはスゴイ。
おばあちゃんも、順位を気にしたりしながら、やる気満々で仕事をしている。

商品は山の中にある訳で、受注をしたら籠をもって山に入る。
そのせいでみんな足腰も丈夫で、「一日も休めない」から「健康管理をしっかりする」とかで
高齢者の医療費も徳島県内で一番安く済んでいるんだと。


1000万はすげーなー、しかし。
田舎暮らしでその収入は実にうらやましい。


http://www.machida-cci.or.jp/kogyo/PDF/konoha.pdf
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/080728.html