モンスターペアレント

今日、電車の中吊り広告で目に付いた言葉。
何の広告だったか、またテレビドラマかな。


そういえばTVタックルかなんかで、以前たけしが言っていた。
昔は、大学出の人間っていうのはそんなに多くなくて、
大学を出ている先生は尊敬の対象だった。
けれど、時代が変わって大学出るのは簡単になってしまって、
先生に対する尊敬が薄れた。
薄れたどころか、学歴の変わらない(もしくは上)の親たちは
先生を馬鹿にするようになった。
これが問題の原因なんじゃないかと。

なるほどなーと思った事を思い出した。
他にはどんな考えがあるのか気になったので、
Wikipediaで調べてみると以下のような記述があった。


大阪大学大学院教授である小野田正利によると、こうした保護者が目立って増え始めたのは1990年代後半からであるとされる(アメリカにおける「ヘリコプター・ペアレント」問題の発見は1991年である)。この時期に子供が学齢期を迎えた人々の多くは1970年代後半から1980年代前半の校内暴力時代を経験しているので元来教師への敬意を持っておらず、さらに教職の人気が低かったバブル期に社会に出たために教師をバカにしている、というのが小野田の解釈である。また「言ったもん勝ち」がまかり通る風潮が強まっていることもモンスターペアレント出現の原因の一つではないかと小野田は指摘している。


校内暴力時代。暴走族とか流行った時代ね。
ビー・バップ・ハイスクールとか。
これも確かになるほどと思う。


モンスターペアレントの害

1. 学校依存型(子供を朝起こせ、学校で汚れたので洗濯してくれなど「何でも学校に押しつける」)
2. 自己中心型(劇の主役や習字の評価を高くしろなど「学校行事の日程変更なども要求」)
3. ノーモラル型(夜中、授業時間でも電話してくる)
4. 権利主張型(風邪で休んだので給食費返還、住民税支払っているので給食費未納
5. ネグレクト(育児放棄、虐待)型(食事なし、服や髪の汚れ)

* 自分の子供が注意されたことに逆上して職員室に乗り込み、延々とクレームをつける
* 早朝であろうが深夜であろうが教職員の自宅に電話をかけ、何時間もクレームをつける
* 子供同士の喧嘩に介入し、相手の子供を非難する長大な文書を学校に持ち込んで処罰を要求する
* 自分の子供がリレー競技の選手に選ばれないのは不自然だとクレームをつける
* 子供がプリントを親に渡さなかったことを、教師の指導のせいにする
* 「自分の子どもを手厚く指導するために専用の教員をつけろ」「我が子を学校代表にして地域行事に参加させろ」などと要求する
* 「○○小学校○年○組の○○という児童はクラスの迷惑なので学校に来させないでくれ」といきなり都道府県の教育委員会に匿名で要求する
* 高校入試の合否判定に用いられる絶対評価の(評定ごとの割合が厳格に定められている、相対評価では、ほとんどトラブルは発生しない)通知表の評定に不服だと抗議する(特に美術などの実技評価は、客観的な点数が付けづらいため特に多い)。
* 学校裏サイトで親が教師・学校を批判および攻撃を行う(少数ながら実例あり)
* 「遅刻がちの子どもを担任が迎えに来ない」などという理不尽なことを教師のせいにして学校にクレームをつける


うはっ。
ほとんどキチガイ
先生も、もう本当にやってらんないでしょう。
昔居たような怒ると怖い先生とか、体育の熱血先生とかはもういないのかね。
いや、居ても滅多な事すると自分が危ういからおとなしくせざるを得ないのか。
なんともまぁ。先が思いやられる。
これは本当に由々しき問題な訳だけど、どうやったら良い方向にもっていけるんだろうか。
前にドキュメンタリー番組で、病んでしまった先生の心のケアみたいなのをやっていたけれど、
原因となるキチガイ親をなんとかしない事にはいくらケアしても焼け石に水でしょうに。

ああ、日本の将来はどうなるんだ。